11月23日(土)、西会津町からやまあみ鞄(かばん)製作所の片岡美菜さんを講師としてお迎えし、ワークショップ「福島の動物たちの皮なめし前工程体験&レザーキーホルダーづくり」を実施いたしました。
まず行ったのは、害獣として捕獲されたイノシシやヤギの皮から肉を丁寧に取り除いていく「剪打ち(せんうち)」という工程の体験です。なかなかできない貴重な体験に、参加者の皆様は夢中になっていました。
そして、剪打ちを経てなめした皮を使ってキーホルダーをつくります。好きな形を選んでカットし、文字を刻印。世界にひとつだけのオリジナルキーホルダーの完成です!
片岡さんが暮らすのは、葛尾村が属する浜通り地域からは遠く離れた、新潟県のお隣の西会津町。かの地でも原子力災害の影響で、捕獲した獣(けもの)は食用にすることができないそうです。それでも、人間の生活のためにいただいた命であることには変わりありません。こうして「皮」が「革」になる過程をみんなで体験したことで、動物たちが暮らす山々に抱かれて、私たちもまた暮らしている—―ということを実感することができました。
講師の片岡さん、ご参加いただいたみなさま、誠にありがとうございました!